京都大学生態学研究センター・シリーズ公開講演会で以下のタイトルで講演をします。
生物多様性の地図化:なぜ、日本は植物多様性ホットスポットなのか?
第4回 「データベースの構築と活用から見えてきた! 新しい生物多様性のサイエンス」
大津臨湖実験所開所100 周年記念事業
日時:平成26年12月13日(土)13:30 ~ 16:00
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」大会議室(地下1階)
以下要旨です。興味ある方は、聞きに来てください。
要旨
ダーウインは地球上の多様な生物を目の当たりにして、”生物多様性の起源と維持”に関する理論を考えました。それ以来、進化生態学は進展し、今日では様々な生物情報が蓄積されています。生物の塩基配列、生物の分布、生物の機能・生態特性など、ミクロからマクロに至る膨大な情報です。私たちは、このような“進化生態学的ビッグデータ”に基づいて、生物多様性の実態を把握できるようになりました。今回の講演では、日本の維管束植物に焦点をあて、植物多様性情報を地図化して、統合的に分析した結果を紹介します。日本列島は、生物多様性ホットスポットとして国際的にも注目されている地域です。でも、どのようなメカニズムで、ホットスポットは形成されたのでしょうか。この問いに、一つの答えを出したいです。