お目当てにしていた人と一通り話しをすることができ、今後、スペインやメキシコの研究者と共同研究することになりました。エクシカーションでは、Desert Museum(砂漠博物館)に行きました。サボテン植生、これもとても興味深かったです。。。
年明け早々、アリゾナ・ツーソンで開催された国際生物地理学会(IBS)に出席してきました。IBSには毎回参加するようにしています。どの講演も興味深く、概念的な議論がとても刺激的でした。特に、ブライアン・マッギルさんの講演「マクロ生態学における実験アプローチの可能性、マクロ生態学の再定義に関する議論が、私も考えが共通する点が多く、刺激的でした。 お目当てにしていた人と一通り話しをすることができ、今後、スペインやメキシコの研究者と共同研究することになりました。エクシカーションでは、Desert Museum(砂漠博物館)に行きました。サボテン植生、これもとても興味深かったです。。。 以下のような、国際シンポジウムを開催します。生物多様性の保全に興味ある学生・院生、環境アセスメント関連の方、自然環境行政の方向けの内容です。
生物多様性保全科学の最前線:マクロ生態学とシステム化保全計画をつなぐ 日時:平成29年3月13日(月)10:00~17:00 (開場9:30) 場所:那覇市旭町116-37 沖縄県市町村自治会館 中会議室 ※入場無料・申し込み不要、日本語通訳による補足説明あり シンポジウムの趣旨 社会経済的な制約のもとで、生物多様性保全を効果的に行うには、どうすればいいのでしょうか? これは“ノアの箱舟問題”として議論されています。また、従来の自然保護問題では、経済開発と生物保全の2者択一を巡って、立場の異なる人たちが“価値感の論争”を繰り返してきました。このような問いや論争を“科学的に解決する手立て”を、このシンポジウムでは紹介します。 講演内容 Moreno Di Marco(クイーンズランド大学) Spatial conservation prioritization and key biodiversity areas as tools for achieving global biodiversity targets 生物多様性目標を達成するためのツールとしての空間的保全優先順位付けと生物多様性保全のキーエリア 楠本聞太郎(琉球大学) Conservation prioritization of the Ryukyu archipelago: a multi-scale analysis demonstrates the nation-level importance and intra-regional priority areas 琉球列島の保全優先順位付け:マルチスケール解析による国レベルでの重要性と地域内の優先エリアの特定 高科直(琉球大学) Methods of population survey for developing marine reserve networks 海洋保護区ネットワーク構築のための個体群調査手法 Joona Lehtomäki(アムステルダム自由大学) Trade-offs in spatial priorities for biodiversity conservation and ecosystem services provision 空間的優先順位付けにおける生物多様性保全と生態系サービス供給のトレードオフ 藤沼潤一 (琉球大学) Visualizing priority areas for biodiversity conservation in Japan: spatial consistency between different irreplaceability measures 日本の生物多様性保全重要地域の可視化:複数の“かけがえのなさ”指標の比較分析 Werner Ulrich(ニコラス・コペルニクス大学) The assembly of ecological communities: Tools for the analysis of the geometry of species occurrences in space and time 生物群集の集合:時空間的な種の出現を幾何学的に解析するツール 塩野貴之 (琉球大学) Spatial prioritization in the Ryukyu archipelago: scientific evidence for inscribing as a UNESCO World Heritage Site 琉球列島の優先保全地域分析:世界自然遺産登録に向けた科学的評価 安原盛明(香港大学) Combining marine macroecology and paleoecology in understanding biodiversity マクロ生態学と古生態学を統合して生物多様性を理解する 共催:琉球大学研究推進機構戦略的研究プロジェクトセンター 琉球大学理学部、琉球大学熱帯生物圏研究センター 本シンポジウムは以下の研究助成を受けています: 琉球大学学長リーダーシッププロジェクト「東アジアの生物多様性の起源と維持~進化生態学的産物の保全戦略を構築する」 JSPS 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム「海洋生物多様性の進化生態学的形成プロセスと保全に関する国際共同研究」 環境研究総合推進費(4-1501)「生態学的ビッグデータを基盤とした生物多様性パターンの予測と自然公園の実効力評価」 |
Authorthink-nature.jp久保田康裕(Google Scholar) Archives
July 2023
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