そもそも今回の「沖縄県生物多様性ブランド発信事業」における保全計画の分析は、沖縄県の自然保護課のある方が、久保田研の学会発表をご覧になって、「システム化保全計画のアプローチで沖縄県の保全指針を改訂したい」と一念発起されて、私にご相談に来られたことから始まりました。私たち研究者サイドのアプローチを全面的に信頼してもらえたので(これもすごい先見の明だと思うのですが)、保全研究の最先端の概念と分析手法を文字通り「実戦投入」することができ、生物多様性保全の研究室として実践的な経験を積むことができ、大きく発展できたと感じています。
SDGs達成にも関係する生物多様性保全策を、実際のアクションプランとして具体化するには、科学的データと分析が不可欠なので、今回の経験を元に、他自治体でも同様なプロジェクトを開始します。
「SDGsやポスト愛知目標の観点から、実効性のある自然環境保全政策を立案したい!」と考えておられる地方自治体の方、是非、ご相談ください。